この土日は1300年記念事業のフィナーレを飾る「平城遷都1300年記念グランドフォーラムNARASIA2010」に参加しました。奈良の歴史とこれからを、日本・アジアを代表するクリエイターが多彩な角度から光を当てメッセージを発信しましたが、今回のプロジェクトの成果物である「平城京レポート」では、奈良の潜在的な価値や埋もれかけていた知を掘り起こし、東アジアをはじめとする世界に貢献するための提言が盛り込まれました。グローバル化とナショナリズム、新しい「公」時代の共同体ネットワークなど、個人的にも関心の高い切り口が多く、完成度の高さに驚かされました。この2日間で得た考え方やキーワードをいくつかご紹介いたします。
・奈良は日本のOS
・世界の文明は泉のようにローマに吸い込まれるが、東の泉は奈良である
・異文化に飲み込まれるでもなく、拒絶するでもなく、主体的に融合したのが日本の知恵
・政治や経済は文化の僕である
・日本は平和の使者として世界に貢献する責務がある
いずれにしても、奈良にとって歴史的な価値再発見となったことは、間違いありません。
2010年12月20日 23:17
[日記]