今夏の奈良市の節電対策を発表しましたのでお知らせします。
関電からの15%削減要請に対しては、各自治体の首長からも異論が出ていますが、奈良市としては、今回の節電を機により環境負荷の少ないライフスタイルへの転換を図るべきだと考えています。昨日・一昨日の議会答弁でも答ましたが、原発立地自治体だけでなく、国民の多くが不安を感じる中で、さらなる原子力政策を推し進めるのは現実的ではありません。今日明日で現在稼働中の原発全てを止める事は不可能ですが、計画的かつ段階的にエネルギーシフトを図るべきであると考えます。
なお、今回の節電では本庁舎で10.4%、市役所全体で5.5%の消費電力削減が期待できます。
・パソコン節電対策(本庁舎で2.1%、市役所全体で0.7%)
パソコン3800台(本庁舎1600台、その他学校等2200台)に対し、節電プログラムの導入・ディスプレイの明るさダウン・退勤時の電源ケーブルoffにより、従来のパソコン消費電力の43.2%が削減できます。
・照明節電対策(本庁舎で3.3%、市役所全体で0.9%)
廊下等共用部分は50%(1Fは来庁者が多いため20%)、事務室は20%の消灯・間引きにより0.2%、その他市の各施設でも20%程度の消灯・間引きを実施する事により0.7%の削減となります。
・焼却炉一基の停止(市役所全体で3.6%)
市の施設で最も電力消費の多い環境清美工場の焼却炉4基のうち、1基を停止することで1日7000kwhの削減となり、市役所全体の3.6%分の削減となります。ただ、夏場はスイカの皮など、水気を含んだごみが増えるため、市民の皆さんにも「ごみ減量」に是非ご協力をお願いいたします。またこれまで「燃やせるごみ」で出されていた紙ごみも、古紙回収に回すだけで大幅な減量が可能です。(詳しくは過去のブログをご覧ください。http://www.nakagawagen.net/blog/2011/06/post-129.php)
・その他
これ以外にも空調温度の適正化やノー残業デー等により、本庁舎で5.0%、市役所全体で0.3%の削減となります。
(各削減量/21年8月実績量)
本庁舎:36,600kwh/352,000kwh×100=10.4%
市役所全体:325,000kwh/5,905,000kwh×100=5.5%
詳細は以下
http://www.city.nara.nara.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1308700881991&SiteID=0000000000000&FP=toppage