私は政治家を志す前に、 ある中学生からこんな疑問をぶつけられました。 「なんで、大人たちは借金をしてまで無駄なものを造りつづけるの?私たちの時代になるまでに、ちゃんと世の中を直しといて!」確 かに、私たちはこれまで、目先の問題や利益にばかりにとらわれ、子どもや孫の世代にどんな社会を残すのかという議論を後回しにしてきました。 今、奈良市には総額3,000億円近い借金があり、返済するだ けでも30年以上かかると言われています。 さらに毎年、200億円近い新たな借金が増え続けており、もはや首が回らない状態です。
私は今の時代を預かる1人の大人として、このままの状態を放置してはいけない、なんとしても次の世代に、良い状態で社会をバトンタッチしなければ!と強く感じました。 今こそ、これまでの前例踏襲やしがらみで肥大化した行政をスリム化し 一円たりとも税金を無駄にしない自治体経営が必要です。 子どもたちから「前借り」したお金で、 不要不急の箱モノをつくる古い政治と決別し、 限られた予算の中で知恵を絞り、 優先順位をつけて取り組んでいくととが重要です。私はそんな「市民の当り前」が通じる奈良市をつくっていきたいと思います。
2009年6月 1日 22:00
[日記]