仲川げんです。
既に各紙でご覧の方もいらっしゃるかと思いますが、
昨日、職員の不祥事についての記者会見を開きました。
1件は停職中に窃盗を行った事件、
もう1件は生活保護費の横領事件です。
7月31日の就任訓示でも、
全ての職員が
市民のため、社会のために働かせて頂くことに感謝し、
市役所に初めて奉職した時の新鮮な気持ちを
もう一度思い出して業務に就くように、と伝えました。
にも関わらず、行政への信頼を損ねるような事件が起きたことは
非常に残念でしかたありません。
また、総括責任者としての責任を感じています。
特に生活保護費横領の件は、
以前は受給していたが、収入が安定したので受給を返上された方、
つまり、自らの努力で行政の支援から抜け出られた方に
つけ込んでおり、せっかくの努力が無にされたような状況です。
対策として、まずは次回の保護費支払に向け、
現金の取扱要領を見直し、担当のケースワーカー以外の職員と、
管理職の2名体制で支払業務にあたること、
約850件ある現金支給者(残る約3,500件は銀行振込)に対し、
振込の手続きを周知徹底すること、を行います。
さらに、庁内全部署を対象に、現金を取り扱う業務をリストアップし、
業務フローを分析、外部専門家も交え、
新たな内部統制を構築していきます。
まずは失われた市政への信頼回復に向け、
全庁的取組みを徹底して行っていきます。