昨年の8月に職員による生活保護費の横領事件が起きたことをきっかけに、庁内で「奈良市公金取扱事務適正化委員会」を立ち上げました。事件が起きた背景に、現金での受け渡しがあることから、現金を取り扱う部署を調べたところ
収入は127部署(60課) 870,020件 約35億4600万円
支出は93課 16,522件 約16億6700万円
合計88万件 約52億円でした。
それらに対し、正しい取り扱いがなされているか、数度にわたり会計課が調査・ヒアリングを行った結果、釣銭等の間違いや切手の記帳誤りなどにより現金143,047円、切手類203,930円の過不足金があることが明らかになりました。原因についても各所属長にヒアリングを行いましたが、既に何十年もかけて累積した残高が引き継がれており、原因の特定が困難な状況という結果に至りました。
民間であれば1円が合わなくても大問題ですが、結果として長年にわたり貴重な税金が大切に取り扱われてこなかった事実に、申し訳なく、また大変残念な思いが致します。まずは市民の皆さんに包み隠さず現状をお伝えするとともに、徹底して改善策を講じていきたいと思います。
改善策としては、まず現金での取扱を口座振込に変更する、現金収受のダブルチェック体制と職員の指導・教育、公金取扱委員会による立入検査の実施(随時)等を徹底していきます。既に生活保護費については09年4月時点で907件あった現金支給が今年1月には200件にまで減少するなど、少しずつ改善しています。今後も引き続き、全庁あげて信頼回復に努めて参りたいと思います。
収入は127部署(60課) 870,020件 約35億4600万円
支出は93課 16,522件 約16億6700万円
合計88万件 約52億円でした。
それらに対し、正しい取り扱いがなされているか、数度にわたり会計課が調査・ヒアリングを行った結果、釣銭等の間違いや切手の記帳誤りなどにより現金143,047円、切手類203,930円の過不足金があることが明らかになりました。原因についても各所属長にヒアリングを行いましたが、既に何十年もかけて累積した残高が引き継がれており、原因の特定が困難な状況という結果に至りました。
民間であれば1円が合わなくても大問題ですが、結果として長年にわたり貴重な税金が大切に取り扱われてこなかった事実に、申し訳なく、また大変残念な思いが致します。まずは市民の皆さんに包み隠さず現状をお伝えするとともに、徹底して改善策を講じていきたいと思います。
改善策としては、まず現金での取扱を口座振込に変更する、現金収受のダブルチェック体制と職員の指導・教育、公金取扱委員会による立入検査の実施(随時)等を徹底していきます。既に生活保護費については09年4月時点で907件あった現金支給が今年1月には200件にまで減少するなど、少しずつ改善しています。今後も引き続き、全庁あげて信頼回復に努めて参りたいと思います。