土曜は昼に上海に到着、その後車で約5時間かけて揚州市に到着。460万人の大都市だけあり、街中は車でいっぱい、工場(後述)やマンション等の建設も盛んでまさに中国の隆盛を感じさせられました。その後、王燕文中国共産党揚州市委員会書記、謝正義揚州市長を始め市の幹部の方々との意見交換を行い、友好都市提携に向けた覚書に署名致しました。揚州は鑑真大和上の故郷であることがきっかけとなり、これまでも両市関係者が頻繁に交流を重ねてきました。ここ数年は唐家璇国務委員、胡錦濤国家主席も奈良を訪問されています。2500年の歴史を持つ揚州、そして1300年の奈良市が歴史や伝統を残しながら、新たな都市の発展をめざすために協力していこうと話ました。日曜にお話しした陳副市長は都市開発の担当ですが、歴史的街並み保存との共存について関心が高く、来週には奈良まで視察にお越しになるとのことでした。また新たな発展という点では、現在揚州市では3新産業というプロジェクトに力を入れています。3新とは新エネルギー(太陽光)、新光源(LED),新素材(炭素繊維)のことで、揚子江沿いの沿岸部に広大な工場・研究施設と居住空間のゾーンが広がっています。今後、大きく成長が見込まれる中国と、安定期に入った日本が連携しあうことの大きな可能性を感じました。