少し遅くなりましたが、10月18日に庁内に通知した来年度の予算編成方針をお知らせいたします。概要は以下の通り。
まず、我が国の経済情勢としては、景気低迷による高い失業率や昨今の急激な円高等により先行き不透明な状況がある。その中で、国の地方財政計画や一括交付金化にも不確定要素が多く、予断を許さない状況である。
一方で本市の財政状況は、21年度一般会計決算においては財政調整基金等の活用により、かろうじて黒字を確保しているものの、極めて厳しいものがある。加えて、今年度上半期の税の収納状況は、前年同時期比で3億2517万円下回っている。
これらの状況を踏まえ、来年度予算の編成に当たっては、各部・課において、事業仕分けの視点により、既存事業の徹底した見直しを図るとともに、経費や実施手法についても、従来の発想にとらわれることなく、財源の捻出に努めること。その一方で、地域のニーズや時代の変化を的確に把握し、想像力を働かせて新規事業の創出や既存事業の再構築にも取り組んで欲しいとしました。
各課においては、10月中には経常経費を、11月中旬には政策経費をそれぞれ取りまとめ、財政課長・総務部長によるヒアリングを経て、来年1月中旬から市長査定を行う予定となっています。
2010年10月31日 23:43
[奈良市政]