市民が主役の奈良市政をめざす仲川げんの活動日記。

仲川げん
2011年10月27日 19:24 [日記]

中国観光プロモーション

韓国・慶州市訪問の後は、1974年に友好都市締結をした西安市を訪問、孫清云書記を始め、旅遊局長と会談を行うほか、西安世界園芸博での奈良ウィークに稲山副知事と共に出席、挨拶をさせて頂きました。訪中の目的は友好都市との交流はもちろんの事、急成長する中国の観光市場を取り込むための観光プロモーションが重要な任務です。今回のプロモーションは、以前よりつながりのある西安市(人口約860万人)に加え、内陸の中心的な都市である成都市(四川省の省都・人口約1400万人)で実施しました。どちらも世界遺産を持つ観光都市である一方、非常に人口の多い都市であり、奈良へのインバウンド市場としても大きな可能性を秘めています。

奈良からはホテル・旅館の経営者や銀行・交通事業者等、実際に中国マーケットを狙う方々も同行し、現地のエージェントへの積極的な売り込みを行いました。奈良市としては初の試みでしたが、両市とも約30社のエージェントが参加し、さらにCCTV(中国のNHK)を始め多数のメディアに報じて頂く事ができました。

個人的に関心を持ったのは、現地の中学校の修学旅行ニーズです。既に旅行先を海外にシフトしている学校もあるようで、実際にイギリスや日本(鹿児島)などに修学旅行生を送客しているエージェントもおり、少子化で悩む日本の観光都市としては大変有望な市場であると感じました。当然、具体的なツアー催行にあたっては民間事業者が取り組む範疇となりますが、行政としては学校間交流などの部分でお手伝いできればと考えています。いずれにしても、今後の奈良観光の大きな方向性を感じた訪問であったのは間違いありません。
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