今月7日(金)に今年で締結41年目を迎える姉妹都市、韓国・慶州市を訪問しました。就任後、何度となく慶州市からの使節団や副市長等の幹部が奈良市を訪問して頂いていることもあり、また、世界観光機関(UNWTO)の総会が開催されるのに合わせて、今後の外客誘致に関する情報収集・意見交換を目的としました。この中で、昨年市長に就任された雀良植市長を市役所に訪問、今後の連携強化に向けた意見交換を行う事ができました。またUNWTO総会には、世界154ヶ国・7地域が参加しており、今年のテーマである「2030年に向けての観光」、「国連ミレニアム開発目標の達成に向けた観光の役割と貢献」、「文化・スポーツ・グリーンと観光」について話し合われました。私たちは事務局長のタレブ・リファイ氏と会談を行い、主にシルクロード・プロジェクトについて意見交換を行いました。シルクロード・プロジェクトはシルクロード沿道の観光都市をネットワークし、歴史や自然遺産に関心を持つツーリストを相互に送客・紹介しようとするもので、UNWTOが取り組む新しい事業です。奈良市も世界遺産都市として知られてはいるものの、実際に奈良を訪れる外国人観光客数は、昨年でも1800万人中、約60万人とまだまだ少ないのが現状です。9月末に東京ビッグサイトで行われた「旅博2011」にも今年初出展しましたが、各地の観光都市や事業者の営業力にただ圧倒されるばかりでした。今後は世界の観光市場を視野に入れながら、綿密な営業戦略を練り、国際的なトラベルマーケットでの積極的なプロモーションにも取り組んでいきたいと考えています。