市民が主役の奈良市政をめざす仲川げんの活動日記。

仲川げん
2012年4月 6日 22:00 [市議会]

当削減案、議会で否決

 約一カ月に渡り聞かれた3月定例市議会が閉会しました。今議会では24年度予算案に加え、 職員給与の独自カ ッ トや特殊勤務手当(以下、特勤)の削減案を提出・議論 しま した。特勤は「著 し く 危険、不快、不健康文は困難な勤務その他の著しく特殊な勤務」に対して支給されるもので、奈良市では「清掃勤務手当」や「大聖ごみ業務手当」 「夜間業務手当」等、30種・約3億円を支給(22年度実績)しており、約7割が環境部に集中しています。例えば年間約1億3000万円と最も支給額の多い「過重作業手当」は、病気休暇等で休んだ職員の代わりに担当区域外の応援に回ると最大で1回5,250円が支給されます。 2番目に多い 「廃棄物等処理作業手当」 はごみ ・ 再生資源の収集処理に従事した職員に対し、出勤すれば自動的に支払われるもので年間約5000方円の経費がかかっています。奈良市の特勤は他の中核市と比べても 4倍近い支給額であり、手当を含む年収ベースでも約780万円 (環境部の現業職員平均)と最も高い状態にあります。今回の見直し案では、特勤のうち特に支給額が高く妥当性の乏しいものを原則全廃することとし、24年度だけは激変緩和措置として半額支給とすることを提案しました。これに対し、議会からは従業員組合との交渉が十分でない」 「半減する根拠がない」等の反対理由が相次ぎ、最終的には賛成少数で否決となりました。私は、市民感覚とかけ離れた現在の給与水準や既得権益化した手当は即是正すべきと考えています。今回は議会の反対により改革が岨まれる結果となりましたが、再提案に向け早急に対策を練りたいと思います。併せて現在の直営方式を大幅に見直し、民間委託化に向け大きな決断をすべき時が来たと感じています。財政難の奈良市としては避けて通れない道です。

Twitter Facebook  Instagram
このページの先頭へ