金曜日の本会議をもって、9月定例市議会が閉会しました。毎年9月議会は前年度の決算審査がありますが、今年は議会改革の一環として初めて分科会(総務・観光文教水道・厚生消防・市民環境・建設)に分かれて審査が行われました。既に通常の議案については常任委員会へ付託する形となっていましたので、大きな混乱も無く理事者側も対応できたように思います。大きく変わった点としては、議場で予算決算委員会が行われるようになったこと。ボリュームのある案件を一括で審議するのではなく、分野ごとに細分化し、より丁寧に議論しようとする制度改革は、理事者側としても意識改革を迫られる事もあり、非常に効果的だと考えています。なお、提出した議案については、議会のご理解により全て可決・承認して頂くことが出来ました。
今議会での最大の争点は、特殊勤務手当の見直し案です。このブログでも何度か取り上げてきましたが、年間約3億円の同手当ては、特に環境部に関しては全国で最も高額ということもあり、なんとしても改革しなければならない問題でした。本年3月議会に半減案を提案した際には結果として否決となりましたが、その後改めて抜本的な見直しを行い、今回の9月議会での再提案となりました。
詳細は過去の記事参照
http://www.nakagawagen.net/blog/2012/04/post-153.php
主な変更点としては、一部手当てに関しては最大1年半の激変緩和措置を講じる点と、特に危険な作業等については手当の存続・新設も含めた見直しを行った点です。手当ての改正は10月1日より実施され、来年度末の緩和措置期間終了後にはおよそ9割の費用が削減できることになります。今後は、これまで手当てという「給料外のインセンティブ」によって運営してきた収集業務を早急に見直し、体制の再構築に取り組んで行きます。