昨日は消防団と消防局の幹部が集まる会合に参加しました。今月号の市民だよりでも特集していますが、職業として消防・救急活動にあたる消防局職員に対し、消防団はそれぞれの職業を別に持ちながら地域の為に活動する方々で、その歴史は江戸時代の「町火消(まちびけし)」にさかのぼると言われています。
(詳しくは市民だより12月号をご覧ください)http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1147398578221/index.html
「地域のことは、地域で守る」を合言葉に活動する消防団は、昨年の東日本大震災でも大きな役割を果たし、まさに地域密着型の防災リーダーとしてその活躍が期待されています。非常時以外では地域の防災訓練や1月の出初式での活動が知られていますが、若草山の山焼きの際にも点火と消火の両方を担って頂いています。またこれから年末にかけては特別警戒も重要な任務です。
現在奈良市では約1,000名の団員が活動していますが、その中には女性のみで結成される「広報指導分団」があります。先日も秋田で行われた女性消防団員活性化大会において、体操をしながら救命救助活動を覚える「やまとなでしこ体操」を披露、全国から問い合わせが殺到しています。
一方、全国的に消防団活動に関わる方が年々減少している問題もあります。全てを行政がカバーすることが困難な時代において、市民の貴重な命と財産を守る消防団活動を少しでも多くの方に知って頂こうと、奈良市では3月に以下の行事を行います。ぜひご来場ください。
消防団の活動をもっと知ろう!「消防団活性化大会」
■日時:2013年3月2日(土)
■会場:ならまちセンター
■内容:柳生ラッパ隊によるオープニング演奏
消防音楽隊の演奏とカラーガード隊演技
子ども放水体験・ロープ渡り体験など
■問合せ:奈良市消防局総務課(0742-35-1199)