市民が主役の奈良市政をめざす仲川げんの活動日記。

仲川げん
2013年1月26日 22:00 [奈良市政]

クリーンセンターと東部振興

 現在奈良市が取り組んでいる2大テーマと言えば火葬場とクリーンセンターの移転建設問題です。どちらも現施設が大幅に老朽化してお り早期建替えが必要な状況ですが、移転候補地の選定や合意を得るために歴代市長もこれまで多くの時間を費やしてきました。特にクリーンセンターについては2005年に成立 した公害調停に基づき建設計画策定委員会を立ち上げ、これまで50回にも及ぶ議論を積み重ねてきました。これまで委員会で示されていた東部地区の2か所の候補地案に対 して地元からは、パッカ一車や市民の持ち込み車両などによる渋滞問題が過疎化に拍車をかける事を懸念する声が強く、現時点では合意には至っていません。これに対し奈良市では地元要望でもある国道の大幅改良(3km区間のうち2km)を二度に渡 り提案 しま したが「全面4車線化とは程遠い」として平行線に終わっています。

 そのような状況で開催された先日の委員会では、 まず2か所の候補地をーか所に絞り込むと と もに、市から新たな渋滞緩和策を提案 させて頂きました。これは当初計画では収集基地や焼却施設・リサイクルセンタ一等、全ての機能を新たな候補地に集約する案で したが、これをサテライトセンタ一(中継地点)に機能を分担させることで、通行車両数を1, 346台から最大79台にまで低減できるものです。またこれにより、個々のパッカ一車が直接遠くまで運搬する必要がなくなるため、収集運搬コストも押さえる事が可能です。さらに本年4月からは収集業務の民間委託を開始しますので、現在のコストと比べれば削減効果はさらに大きくなります。また各家庭でのごみ減量も加われば建設コストも押さえる事が可能です。ごみ行政は市民にとって一日も欠かす事の出来ない問題だけに、何としても候補地の理解が得られるよう、総合的な東部振興計画を策定し、単なる迷惑施設ではなく、地域の発展iこ寄与できる施設として積極的な提案をしていきたいと思います。

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