7月21日の奈良市長選・市議会議員選まで2か月を切り、駅頭活動も他の候補とバッティングする機会が多くなりました。そもそも選挙の前だけ有権者の前に姿を現す政治家は問題外ですが、今回の選挙では特に候補者が多い事が話題となっています。4年前の選挙では改革や刷新を求める市民の強い思いが束となり、当時33歳の私を市長に押し上げて頂きました。自分たちが行動すれば確実に政治が変わる事を、奈良市民は自ら実証したのです。議員の親族企業が公共工事を受注する、職員の人事にも口利きを行う、議長選では露骨な贈賄疑惑が全国に知れ渡る。数え上げればきりがありませんが、これまでの市政が市民不在の中で私益-共益の食い物にされてきた事は1つの事実です。
私はこの4年間で、あらゆる利権・しがらみからの脱却に取り組みましたが、これらの改革は為政者が変わればすぐに逆戻りする「吹けば飛ぶ」ものだと危機感を持っています。日本の首長は「アメリ力の大統領よりも強い」と言われるほど権限が集中しています。逆に言えば、悪気があればいくらでも暴走しかねないという事です。私自身も市政に挑戦する身である以上、正々堂々と4年間の実績と今後のビジョンを掲げ、皆さんに訴えて参りたいと思います。
2013年5月24日 22:00
[奈良市政]