対談
奈良を元気にする仲川げんの対談:音喜多 駿さん(東京都議会議員)のページです。
奈良を元気にする仲川げんの対談:音喜多 駿さん(東京都議会議員)のページです。
平成28年12月23日に開催した市政報告会で東京都議会議員の音喜多氏を迎え、トークセッションを実施。都議127人中わずか3人の与党議員として小池都政を支え、ブログを活用し既存政党に与しない独自のスタンスで注目を集める音喜多氏と東京都政・奈良市政について語り合った。
仲川音喜多さんは、女性の活躍を応援したいとおっしゃっていますね。
音喜多はい、僕の目標は40代で総理大臣になることで、その時にまだ女性総理大臣が誕生していなければ、次のバトンを渡したいと思っています。
仲川都議会に女性議員はどのくらいですか?
音喜多127名のうち女性は11%です。
仲川奈良市議会だと38名のうち女性議員は5名ですので、ほぼ同じぐらいですね。
音喜多平均年齢は55歳です。国会は51歳くらいですので、それよりも平均年齢が高いです。
仲川そうすると子育て支援など、未来志向の議論になりにくいのではありませんか。
音喜多はい、2年前に起きた女性議員に対する野次の問題もありました。
仲川結婚する・しないは個人の価値観の問題ですが、(その女性議員が主張した)妊娠・出産に悩みを抱える方への支援は行政の重要な役割だと思うのですが。
仲川音喜多さんは「ブロガー議員」としてブログを活用されていますね。
音喜多はい、毎日必ず投稿します。
仲川政務活動費(以下、政活費)の領収証だけでなく、ご自身の給与明細までブログに掲載されていて驚きました。奈良市も政活費は全てHPで閲覧できますが、今後は公開基準を統一して、国のHP等でも閲覧できるようになればいいですね。
音喜多僕もそう思います。都議会では平日の朝9時から夜6時の間しか閲覧できず、社会人が行きづらい時間帯なので情報公開が遅いです。
仲川基本的に現役世代の利用を想定していないように感じます。ところで、都議会の政活費はどのくらいですか?
音喜多月60万円です。
仲川奈良市議会は月7万円、奈良市の実に9倍、、、やはり東京都は特殊ですね。
音喜多公用車が議会だけで23台あります。議長車はレクサスの高級車(LS600hL)ですが、僕は自転車です(笑)議長だけでなく、各会派の幹事長や事務方の局長にも割り当てられています。
仲川奈良市も市長用の公用車はありますが、実は私は毎朝電車で通勤しています。夜の公務が多いため、職員の拘束時間が長くなると時間外手当も増えますので。奈良市は財政が厳しいですが、東京都はいかがですか?
音喜多東京都は財政黒字で年間予算は13兆円です。オーストリアやスウェーデンの国家予算の規模ですので、とても恵まれています。
仲川逆に言えば行革の余地が大きいと。特に挙げるなら、どんな問題が?
音喜多天下りが多いことです。実はあの上野動物園もその1つなのですが、全部で33の外郭団体があり、それぞれにOBが天下りしています。
仲川だいぶ古いですね。
音喜多ですので、東京都はラストリゾートとも呼ばれています。
仲川東京都といえばオリンピックと共に今問題の豊洲新市場、実際に安全なのですか?
音喜多危険だという証拠は一つもないので、行政手続きを踏めば問題ありません。
仲川確か、豊洲の新市場の柱が歪んでいるという情報が出回った時に、いち早く現場に行って検証されていましたね?
音喜多そうなんです、築地市場の移転に極めて慎重な立場の議員が撮影した画像を、メディアがそのまま採用してしまったのですが、実際に現場で測定すると全く問題ない。単にレンズの特性で歪んだように見えていただけでした。
仲川他に反対の理由は?
音喜多土壌汚染調査が300ヵ所以上未実施で安全性に問題がある、という意見がありますが、反対されている方に「じゃあ、それをすべて確認したら移転を容認されるんですね?」と聞くと「しません!」と。
仲川奈良市の火葬場問題では、当初は活断層がある・土砂崩れがおこるなどの反対理由がありましたが、反対理由を全て調査した結果、問題がありませんでした。
音喜多反対派は「それでも、ダメ」と。議会でパフォーマンスは必要ありません。
仲川議会がどう役割を果たすべきかが重要です。これからは、私が議員なんて…と思っている人にこそ挑戦してほしいですね。
音喜多政治のことを何も知らない人がするのもいいですね。
仲川色々な分野の専門家がもっと必要です。
音喜多政治はプロジェクトですから、4年限定で政治家をしてサラリーマンに戻るのもいいと思います。そういう入れ替わりがあればいいですね。
仲川地方政治こそ国政より熱い!と、一人でも多くの方に関心を持ってもらえればと思います。本日はありがとうございました。
音喜多 駿 (おときた しゅん) プロフィール
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。